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 花菖蒲観賞旅行

       島根県松江市 小川 田津子

  
ファーム霊山で咲き誇る花菖蒲
土湯温泉「山水荘」にて
  平成十五年度の観賞旅行は、七月六日(日)七日(月)の二日間で、福島県の「ファーム霊山」花菖蒲園に行きました。

 福島駅に十二時半の集合でしたが、私はそのころ仙台に逗留しておりましたので、何の迷いもなく、皆様と出会うことができました。

 午後一時に観光バスで、男性十二名と女性十四名で、目的地に向かいました。
霊山は県立の自然公園で、国の史跡名勝に指定され、京都の比叡山延暦寺の座主、慈覚大師により開山された霊場です。東北の山岳仏教の一大中心地として栄え、「北の比叡山」ともよばれる場所で、類例のない特異な地形、雄大な景観も見事です。
花菖蒲園は、昨年は異常気象のためか、あまり出来がかんばしくないとのことでしたが、色とりどりに青紫など澄んだきれいな色をしていました。手入れもよくされている様子が、うかがいしれました。

この花菖蒲園を見学したのち、福島指定の有形文化財のある福島市民家園を見学して、太古の時代のくらしを少しだけ覗き、この日の宿の土湯温泉に向かいました。
新しい緑にもえる山々、谷底にへばりつくように並ぶ温泉宿を眺めながら、私たちは荒川の滝のほとりに立つ山水荘に着きました。私たちを案内してくださった、バスガイドの遠藤カスミさんが、今回が初添乗とのことで、その祝いに宿の方も新館をサービスしてくださったとか。

翌日は五色沼に向かいましたが、雨も降っておりましたので沼の周りを歩かず、売店で「山都手打味所」水戸屋のそばやさんで男の人たちと合流し、旅の仕上げを手打ち蕎麦で締めて、郡山駅に向かいました。